転職・求職

転職は給料が上がれば成功?給料以外にも大事な要素がある

転職の成功体験談には、「年収が100万円アップした!」とか「給料が1.5倍になった!」などと書かれているのをよく見かけます。

給料が上がることは、確かに嬉しいことですし、転職成功の一つの要素であることは間違いありません。 

しかし、給料アップのことだけを考えて転職活動をしていると、本当に満足ができる転職から遠ざかってしまうということもあります。

転職活動の際には、どうして転職したいのか、その理由をしっかりと把握しておいて、それに沿った転職活動をすることが大切です。

給料は転職に際しての重要な要素

転職の体験談で、成功事例とされているものは、給料がアップしたという事例が多いです。

「給料」はとても分かりやすい指標で、生活にも直結する要素なので、転職を考える際には、誰もが気になる条件です。

一般的には「給料アップ=転職成功」と考えてしまいがちですが、提示された数字だけで単純に判断すると、実際には条件がダウンしているということもあるので、転職後に後悔しないためにも、慎重に考えてみることが大切です。


転職前後の労働条件を総合的に判断する

転職に求める条件は、それぞれの人によって様々です。

純粋に「給料アップ」が転職の目的という人もいれば、労働時間のことを重視したいという人や仕事内容を重視したいという人もいます。

ただ、どんな場合でも「給料」が転職を判断する大きな要素になることは、ほぼ間違いありません。

給料と労働時間


転職して、給料が20万円から25万円にアップしたとします。

比率にして1.25倍に給料がアップしているので、一見、この転職は成功したように思えます。

しかし、1週間の労働時間が、転職前は30時間、転職後は40時間だったとしたらどうでしょう。

労働時間は、転職後に1.33倍になっています。

給料と労働時間を合わせて考えてみると、転職後の給料→1.25倍、転職後の労働時間→1.33倍となり、実質的な転職後の給料は下がっているということになります。

転職前後の給料を比較する場合には、それぞれの労働条件も考慮して比較することが大切です。

生涯賃金で比較

生涯賃金とは、働き始めてから定年で退職するまでの間に得た総賃金のことで、一般的には、給与、残業手当、ボーナス、退職金など、会社から貰った金額の総額のことをいいます。

毎月の給料だけで比較していると、長い期間で考えた場合の収入の高低は分かりずらくなります。

若い頃から給料が高い会社、若い頃の給料は安いけれど後から給料が高くなる会社、給料は安いけれど退職金が高い会社、給料は高いけれどボーナスも退職金もない会社など、給与体系はそれぞれの会社によって様々です。

給与体系の違いをできるだけフラットにして考えられるように、働き始めてから定年までに貰える全ての収入を合計した生涯賃金で比べると、本当の収入の高低が比較しやすくなります。

若いうちは給料が高いかったけれども、その後の昇給がほとんどなく、生涯賃金が低くなってしまうということもあれば、若いうちは給料が低かったけれども、後になって昇給スピードが早くなって、結果的に生涯賃金が高くなるということもあります。

長い期間を見据えて、総額としての給料の高低を考えることも大切です。

転職に求めるものは何かを明確に

転職活動をする際には、どうして転職をしたいと思っているのかを明確にしておくことが大切です。

「何となく転職したい」と感じているだけのこともあるかもしれませんが、そんな時の転職先を選ぶ基準になりやすいのが「給料」です。

どんな転職情報を見ても、給料が大きな文字で書かれているので、どうしても、それを基準にしてしまいがちです。

しかし、転職に求めているのは、給料アップだけではないはずです。

労働条件仕事内容福利厚生生涯賃金なども、これからの仕事を選ぶに当たっては、重要な要素になります。

確かに、お金は重要な要素です。生活をしていく上で、お金は絶対に必要になるのですから。

しかし、転職の成功を「給料が上がる」ということだけに注目してしまうと、目先の高い給料に目がくらんで、労働条件が悪くなったり、生涯賃金が大きく減ってしまったりして、結果的に満足できる転職にならなかったということもあり得ます。
  
「給料」は、転職に当たっての重要な要素ですが、給料だけが転職の重要な要素というわけではありません。

「転職の成功体験談」などには、よく「給料アップ=転職成功」のように書かれていますが、決して、給料アップだけが転職の成功条件ではないのです。

「毎週土日には家族と一緒の時間を増やしたい」「転勤がない会社に転職してマイホーム計画を立てたい」「もっとやりがいのある内容の仕事をしてみたい」など、給料以外にも、転職に求める要素は、それぞれの人によって様々です。

給料は、転職の際の重要な条件ですが、それ以外にも、転職して良かったと思えるための条件を、自分なりにしっかりと持って転職活動を行うことが大切です。

そうすることが、本当に満足できる「転職の成功」につながります。

まとめ

転職するからには「給料を上げたい」と思うのも当然かもしれませんが、給料のことばかり考えていると、選択肢が狭くなってしまい、本当に満足できる転職の機会を見逃してしまうこともあります。

「転職をすれば、給料を上げることができるか?」という質問に対する答えは「YES」ですが、転職の条件は、給料だけではないということも確かなことです。

転職活動に当たっては、どうして転職したいと思っているのか、その理由をはっきりと意識することが大切です。

転職に対する給料以外のしっかりとしたモチベーションを持つことは、転職活動を進めていく上でも、大きな強みになります。



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